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2025 男子世界クラブ選手権大会 ~ファイナル 試合結果~

12月16日(水)から21日(日)までブラジル・ベレンにて開催されていた2025 男子世界クラブ選手権大会。アジア代表として出場する大阪ブルテオンの試合結果を、下記の通りお知らせいたします。
決勝戦では、プールB1位の シル・シコマ・モニーニ・ペルージャ(イタリア)に敗れ、日本クラブ史上初となる準優勝で大会を終えました。
【決勝ラウンド 決勝戦】
12/21(日) 18:30(日本時間 22(月) 6:30)
大阪ブルテオン 0(20-25,21-25,27-29)3 シル・シコマ・モニーニ・ペルージャ(イタリア)
【12/21の登録メンバー】
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スターティングメンバ―
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11番 西田 有志 |
23番 エバデダン ラリー |
5番 富田 将馬 |
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81番 ミゲル・ロペス |
9番 ポン・シーコン |
6番 アントワーヌ・ |
リベロ 13番 山本 智大 |
【戦評】
▼第1セット
まずは富田の安定したサーブレシーブから西田が得点、しかし相手の強いサーブとブロックに苦しんで4連続失点を許してしまった。
それでもサイドアウトを1本ずつ取り、エバデダンのクイックなどで勢いを作っていくと、8-10の場面では、ロペスがサービスエース、西田がブレイクを決める鋭いサービスエースを決めて、10-10の同点に追いついた。
その後一進一退の展開が続いたが、相手のブロックに捕まり連続失点を喫して14-19の5点差リードを許してタイムアウト。
立て直しを図るも相手の流れを止めることはできず20-25で第1セットを取られた。
▼第2セット
序盤は相手に先行されるも持ち味のディフェンスから西田へと繋いで得点を重ねる。
また、エバデダンのクイックやブリザールのツーアタックで効果的に得点して同点に追いついてブロックをうまくかわしながら得点を決める。
中盤も強力なサーブに対して、山本を中心に富田、ロペスと連携してしっかり返球して、我慢の時間が続くなか、好機を伺いながら試合を運んでいった。
ブルテオンは14-18の場面で富田に代えて甲斐を起用して攻撃を厚くする。
甲斐は2本のバックアタックを決めて流れを呼び込むと、ロペスのサーブから相手のミスを誘い19-21まで追い詰める。
しかし終盤は連続得点を奪えず、21-25でセットを連取された。
▼第3セット
甲斐が第3セットもスタートから出場する。
序盤から高い集中力で得点を重ね、エバデダンがクイックやブロックで活躍してチームの連続得点に貢献、10-6のリードに成功した。
しかし、相手もすぐに強力なサーブで応戦し、10-9の1点差まで詰められて、ブルテオンはタイムアウトを取らされる。
その後、西田のブロックアウトでサイドアウトを取ると、エバデダンのサーブで相手のレシーブを翻弄、クイックを中心に得点することでサイドの攻撃陣にも余裕が出てくる。
15-11として中盤もリードをキープしたまま試合を進め、ディフェンスで粘る展開を作るも17-15の2点差まで再び詰められたところで2回目のタイムアウトを取った。
相手の勢いを止めることができず3連続失点を与えたが、甲斐やロペスが得点してリードを終盤まで守り切りセットポイントを握った。しかし土壇場で追いつかれ、デュースの接戦となったが、踏ん張り切ることができずに逆転を許して27-29でセットを奪われて敗戦。準優勝で大会を終えた。


【試合後コメント】
■トーマス・ペッテリ・サムエルボ HC
まずはこの銀メダル獲得に携わっていただいた全ての方々へ、おめでとうございます。
世界クラブ選手権での銀メダル、素晴らしく誇るべき結果だと思います。
そして本日のゲーム。ヨーロッパのリーグでチャンピオンとして君臨するPerugiaという素晴らしいチームとの決勝戦でした。そのような相手に見て学ぶことが多い試合でした。
自分たちの攻撃面、サイドアウト、十分機能していたと思います。特にミドルの攻撃はすごく良かったです。しかし、こういうトーナメントで、しかも決勝という舞台では、軽微なミスは許されません。今日で言うと、カバーやトスなどの当たり前のことに対するイージーなミスのことです。特にこういった試合で競り勝つためには、相手を上回るくらい良くしていかなければなりません。
2セット目を落とした後、心機一転してエネルギーを注ぎ直し3セット目の勝機を手元に手繰り寄せられた点は良かったです。
しかし粘り負けてしまいました。
今日の大きな学びとしては、難しい状況に直面した時に、どう正しい策に辿り着けるか、ということだと思います。
これを遂行するには、時間と経験が必要です。
もう一つ、技術的なことを申し上げるとすれば、相手チームが我々よりトランジションが良かったということです。本来であれば、我々もそこは良いチームのはずですが、今日に限ってはその点で苦戦してしまいました。
詳細な点でまだまだ改善の余地が見受けられた試合でした。
改めて、銀メダルおめでとうございます。
しっかり切り替えて、日本に戻りたいと思います。
準備期間が短く、難しい期間となるかとは思いますが、非常に大事な試合が待っています。出来る限りリカバリーして、時差に適応していきたいです。これも仕事の一部。しっかり準備します。
■西田有志 選手
敗けて終わったので準優勝ということで非常に悔しくて素直に喜ぶことはできないですが、得たものをしっかりこれからのシーズンでも活かせたらと思います。
また世界の頂点を目指せる機会を得たならばより良いチームを作って全員で臨めるようにしたいと思いますし、まだ自分たちの現在地はここだと思うので、それをもっと高みに上げて挑めるようにしたいです。
非常に長い大会でしたが、ブラジルで応援してくださったり、日本から配信で応援してくださりありがとうございました。
■エバデダン・ラリー 選手
チームとしては、敗戦にはなりましたが、試合出たメンバーも、試合出ていないメンバーも多くの収穫があった大会になりました。
貴重な国際大会という場で全員がプレーできましたし、結果は最後には負けましたが、胸を張っていい結果だと思っています。
ただ、最後の最後にストレートで負けたということは、我々にはまだ強くなるためにやるべきことがいっぱいあるということなので、日本に帰っても、 課題を詰めていけるようにやっていきたいです。
ブラジルの皆さん、日本の皆さん、たくさんの応援ありがとうございました。
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