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2025-26 V.LEAGUE WOMEN 11/29 東京 vs アルテミス における得点の誤りについて
一般社団法人ジャパンバレーボールリーグ(本社:東京都千代田区、代表理事CEO:大河正明、以下JVL)は、2025年11月29日(土)に開催された 2025-26 V.LEAGUE WOMEN 東京サンビームズ vs アルテミス北海道戦において、得点記録に誤りが発生したことをご報告いたします。
本事象により、ファンの皆様ならびに関係者の皆様にご迷惑をお掛けしましたことを、深くお詫び申し上げます。再発防止に向けて対策に全力を尽くしてまいります。
大 会:2025-26 V.LEAGUE WOMEN 東京サンビームズ vs アルテミス北海道
日 時:2025年11月29日(土)13:00
会 場:軽井沢風越公園総合体育館
【事象の概要】
- 第3セット 東京 15-19 アルテミス の場面において、東京の選手Aがサーブを行った際、サーバーの誤りが指摘され、ポジションの反則(※1)によりスコアは 東京15-20 アルテミス となりました。
- 確認の結果、東京 14-18 アルテミス の場面で、東京は選手Aから選手Bへの選手交代手続きを行い、交代は受け付けられました。しかし、この選手交代はチームが意図したローテーションでは無かった事に気づいたため、選手交代は実際には行わず、選手Aがそのままコートへ戻ってプレーを続行していました。
- このため、スコアシート(公式記録)上では本来コート上にいるべき選手Bが不在のまま、選手Aが選手Bのポジションでプレーを続けている状態となり、ルール上 不法な選手交代(※2) に該当する反則状態のまま試合が進行していました。
- その後、東京 15-19 アルテミスの場面で選手Aがサーブを行った際に、初めて反則状態であった事が認識されました。当該サーブは、本来のサーブ順である選手Bのポジションの誤りとして記録され、スコアを 東京15-20 アルテミス とした上で、選手Bを正規にコートへ復帰させ、試合が再開されました。
- この際、本来であれば、不法な形で選手Aがコートに入っていた状態で得点された 東京の15点目は無効(=14点に戻す) とし、スコアを 東京14-20 アルテミス に修正して再開すべきところ、修正されないまま試合が再開されました。
- また、この得点訂正の必要性に気づいたのは第4セット開始後であり、第3セットはすでに成立していたため、試合中の訂正は行えませんでした。そのまま試合は終了しました。
【原因】
- 東京14-18 アルテミス の場面で行われた選手Aと選手Bの交代の際、正式な手続きや確認をせずコートに戻りプレーを続行したこと。
- 公式記録上は認められながらも、実際には選手交代が行われなかった事に気づかなかったこと。
- その結果、反則状態で得点された 東京15点目の無効処理を実施しなかったことなど、複合的な要因が重なり、本件の得点誤りが発生しました。
【再発防止策】
- JVLでは、本件について事象の詳細確認と併せて検証を行い、原因の明確化および再発防止策の策定を進めています。
- とりわけ、選手交代手続きの確認の徹底および関連規則の理解向上に向けた研修強化を実施し、同様の事象が再発しないよう運用精度の向上に努めます。
【対応】
- 当該試合の第3セットにおける本来のスコアは、誤って認められた東京の15点目を無効とすると 東京17-25 アルテミス となります。しかし、実際には誤記を修正しないまま第3セットが成立し、試合結果も確定しているため、公式記録としては「東京18-25 アルテミス」とします。
バレーボール6人制競技規則
※1 競技規則7.5.1 サービスヒットの瞬間にいずれかの選手が正しいポジションにいない場合、そのチームはポジションの反則をしたことになる。不法な選手交代をした選手がコート上にいて試合が再開された場合は、不法な選手交代によるポジションの反則とみなされる。
※2 競技規則15.9.2 チームが不法な選手交代をした後に試合が再開されたときは、以下の手続きを取る。15.9.2.3不法な選手交代が行われた時点以降のそのチームの得点を取り消す。相手チームの得点はそのまま有効とする。